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PENTAXIANに羽を与える神牛の話(Godox V1-P)

公開日:2020-09-13 ライター:タケル カテゴリ:ライティングギア

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フラッシュ選びに悩めるPENTAXIANよ、刮目せよ!
神の牛が大陸からやってきた!ヤァヤァヤァ!

のっけからテンションが高めですが、それもそのはず。ストロボ(フラッシュライト)日照りが続いているPENTAXIANに翼を与える神の牛ことGodox V1-Pを紹介できるから!

その前にPENTAXのライティングギアをとりまく環境

紹介の前に、少し前(2019年10月23日まで)までのPENTAXをとりまくライティングギアの環境がどうなってるかっていうのを簡単に説明すると、純正以外選択肢がなかったんですよ。

TTLオート調光(カメラによって自動的に光量を調整する機能)にこだわらずにマニュアル調光でことならそれなりにあったんですけど、ライティングが面白くなって「さぁ、ハイスピードシンクロとかやってみっぞ!」ってなると途端に純正じゃないと使えないって残念なことになっていたわけです。

純正であるっちゃあるけど、せっかくクリップオンストロボ(以下クリップオン)買うならあんなことやこんなことして遊びたい!

コスパと拡張性という翼

そんなPENTAXのライティング環境に射し込んだ希望の光が神の牛ことGodoxのV1-P。このクリップオン、純正でできることはだいたいカバーしているという機能性があるのは購入候補にする上で当たり前として、コスパと拡張性という両翼も備えているのがスゴいんです。

いっぱい買いたくなる翼(コスパ)

純正のAF540FGZ IIが実売47,000円前後のところ、TTLやハイスピードシンクロなど純正顔負けの機能を備えて実売35,000円前後(時期によっては25,000円前後なんてことも)というコスパ。(2020年9月時点)

Twitterの@GodoxUser_Japanをフォローしていると時々とんでもないセール情報が飛び込んでくるのでそれを狙うと純正1台分の予算でオフカメラ多灯環境が組めちゃうなんてこともあります。(例:コマンダーX2T-P・V1-P・TT600)

拡張性というもう一つの翼

コスパがひとつめの翼なら拡張性がもうひとつの翼。

V1-Pの拡張性にはふたつの面があって、ひとつめはV1-P自身の拡張性。V1-Pのラウンドヘッドにはマグネット式のマウントが備えられていて別売りのAK-R1というグリッドやディフューザーなどを装着できるようになっていて、文字通りV1-Pを使った画作りを拡張するキットが用意されています。

もうひとつの拡張性がシステムの話。

フィルムの時代と違って感度も自在に変えられて光量不足を補うより、よりクリエイティブに光を作るオフカメラライティングがトレンドになってきていて、その制御(コマンダー)をどうするかというのも悩みどころのひとつ。

Godoxはそこのところもしっかりカバーしていて、Xシステムという名で2.4Ghzのワイヤレス多灯環境を構築できるX2T-PというPENATAX対応コマンダーも用意する周到さ。Xシステムに対応していれば他のフラッシュはモノブロックでもTTL対応していないTT600のような廉価機でも混成OKなのでお財布にもやさしい!

翼を得るとどうなるの?

Godox V1-Pという翼を得るとどんなことができるようになるの?という実例をひとつ。

机の上にウユニ塩湖を作ってみた

1/35のタミヤのプラモデルをモチーフに机の上にウユニ塩湖を作ってみました。メインライトはもちろんV1-P、背景用にTT600を配置してX2T-Pでワイヤレス制御するセットを簡単に組んでみました。照射範囲や光の質感のコントロールはAK-R1の中からV1にバーンドアとグリッド、TT600にドームディフューザーを組み合わせています。

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そんなセットで撮影したのがこちら。白い背景紙とプラモの下に敷いた乳白色のクリアファイルでウユニ塩湖のようなリフレクションと無限に続く地面(水面?)を演出しています。

大げさなセットを組まなくても、アイデア次第でさまざまなあそびができるのがライティングの面白いところ。牛つながりで「翼を与える」なんて紹介をしましたけど、PENTAXでも積極的に光であそびたい方は選択肢のひとつにぜひ加えてみてください!

この記事を書いたライター

タケル

ペンタファンの運営メンバー(編集長)です。作例写真の撮影から記事の執筆、運用を行なっています。山に登ったり燻製を作ったりネコを撫でたりするブログを書きながら(SpaceFlier)急に真顔で写真を語り(Imaging World)ます。