PENTAX K-3 MarkⅢ のHDMI出力で外部4Kモニターに表示してみた結果
PENTAX K-3 MarkⅢで撮影したRAWデータをカメラ側の液晶モニターを使わずHDMI出力で外部4Kモニターに出力し操作できたら作業も捗るのではと検証してみました。
何か既視感があるな?という方は鋭い!以前にもK-1 MarkⅡ で検証した記事を公開しています。
「PENTAX K-1 MarkⅡのHDMIを使って外部4Kモニターに出力してみた」
K-1 Mark IIでは、1080i(1920×1080)のHDMI出力の設定項目によって4Kモニターでは解像度が足りずモヤっとした感じになっています。
K-3 MarkⅢ のHDMI出力を確認する
試すこと自体は前回と変わりませんが、新たなフラッグシップとしてリリースされたK-3 Mark IIIでこの部分はアップデートされたのか?それを検証してみます。それでは実機のHDMI周りを確認してみましょう。
カメラ左側に HDMI-micro(タイプD)の差込口がありますので、ここにケーブルを差して外部モニターと繋げることができます。
使用したケーブルは、4K対応の@30Hz ハイスピード マイクロHDMIです。3mくらいあるとモニターに繋ぎながら手元でカメラを操作できるのでオススメです。
ケーブルガードがないので操作中の取り扱いには気をつけたいところ
HDMI出力の項目がなくなっている
K-1 MarkⅡの設定画面には「HDMI出力」という項目があったのですが、K-3 MarkⅢにはその設定はありません。
公式サイトの「K-3 Mark III メニュー対比表|サポート&サービス | RICOH IMAGING」の4P目を確認すると
斜線が引かれ項目自体がなくなっています。
実際にHDMI出力で外部モニターを確認してみる
項目がなくなっていてもHDMIの差込口はあるので、実際に使って確認してみました。
※ 下記写真・動画はすべてiPhone 12 Pro で撮影しています。
K-3 MarkⅢの液晶パネルに撮影したデータを外部モニターに表示します
K-1 Mark IIで外部モニター出力した場合と比べてかなりはっきりと映し出されます。
現像している様子
4KモニターでRAW現像している様子を撮影してみました。
拡大するとより顕著にわかりますね。鮮明に映っているのでほぼ4K対応は間違いないのかと思われます。
まとめ
K-3 MarkⅢの仕様に詳細が書かれておらず、公式にも情報がない以上断定することはできませんが、今回の検証でわかったことは、HDMIの出力はほぼ4K対応だと思われます。
カメラの処理エンジンを大きなモニター(4K)で見ながら作業することができるので、PCを使わずに加工する場合は重宝するのではないでしょうか。とはいえ、このモニター出力をするきっかけになったのは、RAW現像中に画像拡大ができないので、試してみたことであって、今回からRAW現像中は「ISO」ボタンをおせば任意の倍率に拡大ができるようになっています。
これでほぼほぼ解決できるのであまり使わないかもしれません(カメラ液晶もずば抜けて綺麗になっていますしね)